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特発性門脈圧亢進症(バンチ氏病)を疑う女性の漢方相談

Before

40代 女性 パート兼主婦

数年前から顔の赤黒いクマが気になるようになり、周囲からも指摘されるようになった。
ある朝には首元に痣のような内出血があることに気がつき不安になりました。
昔から痣はできやすい体質です。疲れやストレスが溜まると眼底出血もしやすいです。
元々貧血傾向で胃腸も弱い方だが、内出血した時期から急に体重が4~5kg減りました。お腹は空くが、食べすぎると下痢をします。なかなか減った体重が戻らないのも悩みです。
日中の倦怠感が強いため、昼寝をしてしまう日も多いです。仕事や家事も忙しく、イライラや不安感などの気分の起伏も激しいです。生理前は特にイライラしやすく、寝汗もかきやすいです。
疲労のため寝つきは良いが、朝早く目覚めてしまうことも多いです。
病院での診察はまだ受けていません。
できるだけ体に優しい方法での体調体質の改善を希望する中で、たまたま近所にある当店のホームページを見て漢方相談されました。

before

After

丁寧な聞き取りの結果、頂いた情報からお体に合わせたプランをご紹介。今回は手軽に服用できる剤形の漢方薬をお勧めし服用していただきました。不調の軽減へ向けたアドバイス(砂糖や油の過剰摂取はNG,早寝早起き)も併せてご提案させていただきました。
漢方薬の服薬から1ヶ月…
クマや痣に変化はないが、下痢が改善して、食事をしても下痢をしなくなってきました。眠りの質が良く、気づいたら朝!ということが増えたので、体の疲れもとれているように思います。引き続き漢方薬の服薬を希望しました。
漢方薬の服薬から2か月…
体重が2kgほど増えました。疲労倦怠感が改善し、以前よりも昼寝をしなくても動けるようになりました。家族に顔のクマが薄くなっているよ!と言われ嬉しくなりました。
漢方薬の服薬から3か月…
引き続き仕事も家事もこなせているが、漢方薬の服薬を辞めるのには体調が不安なので継続服用を希望しました。
漢方薬の服薬から2年が経過した現在は、漢方薬を調節しながら継続服用していただいています。首元の痣もほぼ気にならなくなりました。

(有)いわい薬局のお客様の声

after

先生から一言

今回は病院での検査はまだ受けていない状態での漢方相談でしたので、可能性の話になりますが、特発性門脈圧亢進症(バンチ氏病)の可能性も考えて、この方の体調体質に合う漢方薬をお勧めし服用していただきました。

特発性門脈圧亢進症(バンチ氏病)
肝臓や門脈(小腸からの栄養分を多く含む肝臓に流入する血管)に特別な病変が存在しないにもかかわらず、門脈の圧が上昇し、食道静脈瘤が発生したり、脾臓の腫大、貧血、出血等の症状を呈する疾患。年間有病者数は640~1,070人程度であり、人口100万人当たり7.3人の 有病率 であろうと推定されています。欧米人より日本人にやや多い傾向があり、また、都会より農村に多い傾向があり。男性より女性の方が3倍ほど多く、発症年齢のピークは40~50歳代。原因はいまだに不明で、脾臓の血球破壊亢進説、脾由来のホルモン様物質の骨髄抑制ないし細胞遊出障害説、自己抗体産生説、鉄欠乏説などがあります。

今回の不調のポイントは貧血や疲れや内出血などで、病気の可能性も考慮しました。漢方薬は症状や体質を重視してお勧めします。うまく体調体質改善する変化につながり良かったです。
早急な検査が大切な場合もありますので、不調が気になる方は病院での診察もお忘れの無いようご注意ください。

TEL:048-858-0870
住所:埼玉県さいたま市中央区上落合4-8-2

ご相談の際は「漢方体験.comを見た」とお伝えください。

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